「看護師の給料で、3人の子育てをしながら、本当に資産2000万円なんて貯まるの?」
そう思われても仕方ないかもしれません。私自身、数年前までは給料日前に残高を見てため息をつく毎日でした。ボーナスも、生活費の補填で消えてしまうことも珍しくありませんでした。
それでも、コツコツ積み上げてきた結果、看護師ママ×3児育児×シフト勤務という条件でも、資産2000万円に届きました。
特別な副業や投資の大当たりがあったわけではありません。やったのは、家計の「仕組み」を少しずつ整えたことだけ。
この記事では、私が実際にやった6つのステップをすべて公開します。
「自分には無理」と感じている方にこそ、読んでほしい内容です。
最初に伝えたいこと:一気に貯めたわけじゃない
先にお伝えしたいのは、私は「一発逆転」で資産を作ったわけではないということです。
最初の数年は、月に数万円を貯金するのが精一杯。ボーナスも、家電の買い替えや車検代で消えてしまう時期もありました。
振り返ってみると、大きな転機は夫の転職でした。
当時の夫はいわゆるブラック企業に勤めていて、精神的にかなり限界に近づいていました。毎日疲れ切って帰ってくる姿を見ながら、「このままではいけない」と家族で話し合い、夫が転職する決心をしました。
ただ、転職すれば年収は約半分になる見込み。家族5人で暮らしていけるのか、正直不安で眠れない夜もありました。
でも、私が出した答えは「家計を見直して、夫の新しい挑戦を後押しする」ことでした。夫の健康と家族の時間を取り戻すために、お金の流れを自分たちの手に取り戻そう、と。
そこから私のお金の勉強がはじまりました。家計管理は、「貯める」ためというより、家族の選択肢を守るためのものだった気がします。
大事なのは、仕組みを作って、時間を味方につけること。この考え方に切り替えた時から、少しずつお金が貯まり始めました。
やったこと1:家計簿で「お金の流れ」を見える化した
最初にやったのは、家計簿で支出を”見える化”すること。
といっても、細かく記録するのは性に合わなかったので、家計簿アプリを使って、クレジットカードや銀行口座と自動連携させました。
当時使っていたのは**Zaim。シンプルで、3児育児の合間でも続けやすかったです。最近はマネーフォワードME**に乗り換えて、より多くの金融機関とまとめて連携できるようになりました。
やり方はシンプル
- 最初の1か月:記録するだけ。ジャッジしない
- 2か月目から:カテゴリ別(食費、日用品、娯楽費)で確認
- 毎月:固定費をまとめて把握
見える化してわかったこと
- 「意外とコンビニで使いすぎていた」
- 「このサブスク、ほとんど使ってない」
- 「保険、思ったより払ってる」
私の場合、一番ショックだったのは、コンビニでの支出が月に1万円くらいあったこと。夜勤明けのスイーツや、お迎え後の飲み物など、「ちょっとだけ」の積み重ねが大きな金額になっていました。
「なんとなく」で払っていたお金がいかに多いかを、数字で見て初めて実感できました。
感覚ではなく数字で見ると、行動が自然と変わります。
これから家計管理を始めるなら、私の今のおすすめは**マネーフォワードME**。連携できる金融機関数がとても多く、家計全体の流れを一画面で把握できます。まずは無料版から始めて、物足りなくなったら有料版(月500円〜)に切り替えるのがおすすめです。
やったこと2:変動費を”予算化”した
支出が見えたら、次は変動費に予算を決めました。
我が家のやり方は、いわゆる**「袋分け貯金」。給料が入ったら、まず必要な分をカテゴリごとに先に取り分けておく**スタイルです。「余ったら貯金」ではなく、使う前に仕分ける。これだけで、無駄遣いが一気に減りました。
我が家の予算(5人家族)
| 項目 | 予算 |
|---|---|
| 食費 | 月3万円(物価高の今は4〜5万円) |
| 日用品 | 月5,000円 |
| 娯楽費 | 月1万円 |
| 特別費 | 月1〜2万円 |
特別費って何?
食費や日用品のように「毎月必ずあるわけじゃないけど、年間で見ると必ず発生する支出」のことです。
- 子どもの行事(運動会、参観日、誕生日、入学準備など)
- 家族旅行や季節のイベント(お正月、お盆の帰省、外食)
- 冠婚葬祭や、夫婦の記念日
年間でならすと意外と大きな金額になるので、毎月1〜2万円を「特別費」として先に取り分けておくようにしました。これで、行事が続く月でも家計が崩れません。
大事な心構え
予算を決めたからといって、「守ること」をゴールにしない。「この範囲で楽しむ」感覚でやると続きます。
予算をオーバーする月も、もちろんあります。以前の私なら「もう無理」と投げ出していたかもしれません。でも**「次の月で調整すればいい」**と考えられるようになってから、気持ちがだいぶ楽になりました。
やったこと3:固定費を徹底的に見直した
固定費の見直しは、一度やれば効果がずっと続きます。これが資産形成で一番効いた部分です。
我が家の削減実績
| 項目 | Before | After | 年間節約額 |
|---|---|---|---|
| スマホ(格安SIMに変更) | 月8,000円 | 月1,300円 | 約8万円 |
| 保険(整理・解約) | 月10,000円 | 月1,000円弱 | 約10万円 |
| 合計 | 年間約18万円 |
「生活の質を落とさない」がコツ
削るのは、使っていないもの・なくても困らないもの。我慢する節約は続きません。
スマホを格安SIMに変えても、通信が遅くて困ったことは一度もありませんでした。
我が家の見直しストーリー
スマホは、長く使っていた大手キャリアから日本通信SIMに乗り換え。最初は「通信が遅くなったらどうしよう」と心配でしたが、使ってみればまったく不便はなく、むしろ「もっと早く変えておけばよかった」と思ったほどです。夫の分と合わせると、月1万円以上の削減に。
保険は、独身時代から入り続けていた医療保険と貯蓄型の生命保険を全部見直しました。看護師として働いてきた中で「高額療養費制度があるから、医療費はある程度貯金でカバーできる」という実感があり、最低限の掛け捨てに一本化。月1万円以上払っていたのが、月1,000円弱に減りました。
格安SIMの見直し
私が使っているのは**日本通信SIM**。安定した通信品質と業界最安級の料金バランスが決め手でした。夫婦で乗り換えるだけでも、年間10万円近い節約になります。
保険の見直しは「2ステップ」がおすすめ
保険は、独学で全部見直すのは正直難しかったです。私がたどり着いた一番ラクな方法は、2ステップで進めること。
ステップ1:まずアプリで「今の保険」を棚卸し
最初にやるべきは、今入っている保険の把握。意外とこれができていない人が多いです。
「パシャって保険診断」 は、保険証券を撮影するだけで加入中のプランを自動で一覧にしてくれる無料アプリ。「何にいくら払っているか」が10分でクリアになります。
「こんなに払ってたんだ…」という気づきからが、見直しのスタートです。
ステップ2:FPに無料相談して、家計全体のバランスを整える
現状が把握できたら、次はお金の専門家(FP)の視点を入れるのがおすすめ。自分だけで判断するより、はるかに短時間で納得できる結論が出ます。
FPカフェ なら、保険だけでなく資産形成も含めた家計全体を無料で相談できます。しつこい勧誘もなく、「中立的なアドバイスが欲しい」という人にぴったりです。
「一気に全部変えよう」ではなく、アプリで見える化 → プロに相談の順番が、結局いちばん失敗しないやり方でした。
やったこと4:先取り貯金の仕組みを作った
固定費で余裕ができたら、次は先取り貯金。
「余ったら貯金」ではなく、給料日に自動で別口座へ移す仕組みを作りました。
最初は月3万円から
無理のない金額から始めて、固定費を見直して余裕ができた分を少しずつ増やしました。
先取りする対象
- 年1回の税金(固定資産税、自動車税)
- 家の修繕費・家電買い替え費用
- 冠婚葬祭・子どもの行事費
「ないもの」として扱うのがコツ。給料日に別口座へ移した瞬間、その月の生活費から除外します。
効果
「今月の引き落とし大丈夫かな」というお金の不安がゼロになりました。精神的にラクになったのが、想像以上に大きかったです。
子どもの入学準備金も、1年以上前から毎月少しずつ積み立てる仕組みにしたら、制服や学用品をまとめて買うタイミングで慌てなくなりました。
やったこと5:つみたてNISAで投資を始めた
家計が整ったら、つみたてNISAをスタート。
私の始め方
- 月5,000円からスタート(無理のない金額)
- 投資先はオルカン(全世界株式) ひとつ
- 長期・分散・積立の基本を守る
投資を始めて感じたこと
「貯金だけでは増えないお金が、時間をかけて育っていく」という実感。
ただし、投資は余剰資金で行うのが大前提です。生活費や緊急用の貯金を削ってまでやるものではありません。
正直に言うと、投資を始めた当初は本当に怖かったです。「株で損した」という知人の話も聞いていたので、月5,000円から恐る恐るのスタート。1年続けて、ちゃんとプラスで推移しているのを見てから、少しずつ金額を増やしていきました。
今は、児童手当はまるごとNISAで運用に回しています。子どもが大きくなる頃には、まとまった金額が育っているはず。将来の教育費と私たちの老後資金、両方を時間をかけて準備するイメージです。
NISA口座はどこで開く?
私がおすすめしているのは、手数料の安いネット証券2社。
どちらも**「オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)」が買えるので、迷ったらまずはこの2社から選んで大丈夫**です。
詳しい始め方は、こちらの記事で解説しています → 【看護師ママ向け】つみたてNISAの始め方|月1万円から3児ママが実践した全手順
やったこと6:「お金の勉強」を習慣にした
最後の1つは、お金の勉強。
使ったもの
- YouTube(お金系の人気チャンネル)
- リベシティ(月1,000円程度のコミュニティ)
変わったこと
「この保険は本当に必要?」「このサブスクの元は取れてる?」と、自分の頭で考えられるようになったのが一番の変化です。
知る → 行動が変わる → お金が貯まる
この順番は、どんな家計術よりも強い気がします。
私が参考にしたもの
- YouTube:『両学長 リベラルアーツ大学』を通勤中に音声で聴くのが習慣。固定費見直しの考え方はほぼここで学びました
- コミュニティ:リベシティ(月1,000円ちょっと)で他のママさんたちの家計管理を知れたのが大きかったです
本を読む時間はなかなか取れなかったので、家事や通勤のすきま時間にYouTubeで音声学習、気になったことをコミュニティで深掘りする、というスタイルが私には合っていました。
「完璧な知識を身につけてから」ではなく、気になるテーマから少しずつが続けるコツだと思います。
資産2000万円のリアルな内訳
| 資産の種類 | 金額 |
|---|---|
| 現金・預貯金 | 約800万円 |
| つみたてNISA・投資信託 | 約700万円 |
| 貸付金 | 約500万円 |
| 合計 | 約2,000万円 |
全部を預貯金にするのではなく、投資や貸付金にも分散させているのがポイントです。
まとめ:2000万円は「仕組み」と「継続」で届く
「看護師の給料じゃ無理」と諦めていませんか?
私自身、数年前まではそう思っていました。でも、支出を最適化して、仕組みを作って、時間を味方につければ、十分に届く金額です。
やることを整理すると
- 家計簿で支出を見える化
- 変動費を予算化
- 固定費を徹底的に削減
- 先取り貯金で安心をつくる
- つみたてNISAでお金に働いてもらう
- お金の勉強を習慣に
次の目標
私の次の目標は、資産3,000万円。
完璧じゃなくていい。70点でOK。それでも、続ければ必ず届きます。
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この記事で紹介した内容を、もっと深掘りしているのがこちらの記事たちです。
一つずつ取り入れていけば、「資産2000万円」は十分届く現実的な目標です。一緒にコツコツ続けていきましょう。